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■全国書店新聞    1月11日号記事
2005/01/11記事一覧      全国書店新聞一覧
  【 ポイント販売の是正、最重要課題として強調 】
 出版業界の2005年幕開けとなる「新年名刺交換会」が1月7日正午から東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で開かれた。

名刺交換会は和太鼓、小太鼓、笛によるにぎやかな「水口囃子」、獅子舞い「寿獅子」で始まり、出版クラブ野間佐和子会長が「酉歳の今年こそ飛翔して、天高く舞い上がる年に」と述べて、乾杯の音頭をとり、新年の門出を祝った。

日書連萬田会長のあいさつ要旨は以下。

 昨年末、わが国経済は、政府の基調判断で「景気は、堅調に回復している」と報告されました。

中小企業の景況も製造業を中心に改善していますが、大企業に比べ改善の度合いは低く、業種間や地域間のバラつきも残り、優劣の二極化が顕著です。

高齢化社会を迎え、年金改革による負担増、定率減税の縮小、消費税率のアップなど、将来への不安感が拡大しつつあり、個人消費の回復とデフレの脱却には更に時間が必要と予想されます。

 出版業界の昨年上半期販売実績は前年同期比1・0%増、7年振りのプラス成長でした。

年後半は「ハリポタ」効果で出版物の販売額は8年振りに前年を上回るとみられていますが、児童書と一部ヒット商品の出ている一般書以外は振るわず、雑誌は依然低迷が続き、中小書店の懸命な経営努力にも拘わらず回復の兆しが見えません。

 昨年に引続き最重要課題は、再販制度維持とポイントつき販売の是正です。

出版再販は、出版文化擁護の観点から独禁法の適用除外が定められ、民法上も公序良俗に適する合法な契約として維持されています。

ポイントつき販売は、再販契約上の違反行為であり、これを放置することは不正競争を許容することです。

昨年1月、取次各社は全書店に対し違反行為の中止を求めました。

6月には出版社の要請で違反店に契約上の通告を行なう段階に至っていましたが、公取委の指摘により中断されたままの状況が続いています。

 日書連は、盛んに湧き上がる中小書店の声を出版社に伝えるべく要請を行ない、公正な競争と契約の正しい運用をお願いしています。

商品特性である文化、公共両面を保護し、多様な出版物の円滑な取引を確保することが消費者利益であると確信し、再販制維持のためにも出版社各位の公正な運用と強力な指導をお願いしたいと存じます。

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