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2004年の出版販売金額は前年比0・7%増の2兆2428億円となり、1996年以来8年振りに前年を上回ったことが出版科学研究所の調べで明らかになった。
販売金額の内訳は書籍が4・1%増の9429億円、雑誌は1・7%減の1兆2998億円で、雑誌は7年連続のマイナス成長が続いている。
書籍は年初、『蛇にピアス』『蹴りたい背中』の両作品が芥川賞を受賞。
史上最年少、女性のダブル受賞で評判を呼んだほか、『世界の中心で、愛をさけぶ』『冬のソナタ』『いま、会いにゆきます』など恋愛小説がブームとなって、ミリオンセラーが7点あり、店頭は賑わった。
推定販売金額は4・1%増だが、前年が4・6%減だったため、金額自体は02年の水準に回復した状態。
一方、推定販売部数は7億4915万冊、4・7%増となり、8年ぶりに前年を上回った。
新刊点数は7万4587点で2・7%増。
返品率は好調な売行きを受けて、前年比2・1ポイント減の36・7%と大きく低下した。
部数の大きなベストセラーを中心に、POS店のデータを活用した効率的送品が行われた結果と出版科研は分析している。
雑誌販売金額は月刊誌が0・6%減の9919億円と健闘したが、週刊誌は4・9%減の3079億円と振るわなかった。
ジャンル別では、月刊誌の既存定期誌は約4%の減少。
増刊別冊、ムックともに2%減。
コミックス2%減、分冊百科を除く週刊誌6%減。
前年より21点多い47点創刊した分冊百科は4%増となったが、供給過剰の状況という。
月刊誌・週刊誌合計の発行部数は2・4%減。
月刊誌0・4%減。
このうち増刊・別冊、ムック、コミックスを除いた定期誌だけでは1・3%減となる。
週刊誌の6・2%減は過去最大のマイナス幅。
ここ数年増加の一途をたどっていた不定期誌の発行部数は、コミックスを除けば1・2%減。
増刊・別冊の新刊点数も前年より45点減少して6175点に、ムックも201点減少して7789点となり、出版科研では「ようやく天井を打った」と見ている。
創刊誌は216点で、過去10年で最多。
休刊誌は史上最多の172点。
金額返品率は月刊誌・週刊誌合計で0・7ポイント増の31・7%となり、過去最高を記録した。
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