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トーハンは6月2日午前9時半から「トーハン桶川SCMセンター」の竣工式を行い、引き続き11時より出版社158名、建築関係、取次など106名、計264名を招いて内覧会を行った。
同センターは1万9800坪の敷地に5階建て、延床面積2万3100坪からなる大型物流センター。
各階は書籍注文品センター、書籍返品センター、書籍商品センター、本の特急便/EC事業、出版QRセンターに分かれる。
駐車場は600台収容、トラックバースは10t車42台が接岸可能なスケール。
11月には書籍返品センター、SCMデータセンターが稼動し、平成19年には全面稼動。
80万アイテム、1800万冊を在庫して、従来、支店在庫21カ所、首都圏物流センター10カ所に分散していた書籍物流を統合する。
各出版社との物流協業化を図る「出版QRセンター」は6月に設立し、8月から稼動の予定。
内覧会に続いて行われた懇親会では、トーハン上瀧会長が「センターの狙いは業界のSCM構想。
欠品、品切れ、無駄な返品のないシステムを目指している。
完成のあかつきには、業界インフラとしてお役に立ち、出版文化の向上に寄与する。
思い起こすのは須坂の出版団地構想。
トーハンも積極的に推進したが、バブル崩壊もあり、途中であきらめざるをえなかったことに責任を感じている」と、あいさつ。
新潮社佐藤社長は「出してはいけない無駄をなくすのがSCM。
秋の完成を期待している」と祝辞。
イトーヨーカドー鈴木会長は「50年前、トーハンに入社して半年間、雑誌返品を整理しながら版元の名前を覚えたことを考えると、隔世の感がある。
今はモノ余りの時代で出版物も同じ。
日本ぐらい消費に厳しい国はなく、アメリカの流通は相当遅れている。
新しく出来た建物は世界一。
消費者、読者の立場からのシステムに大いに期待している」と述べ、講談社野間副社長の発声で乾杯した。
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