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日販は全国522店舗の経営資料を収集分析した2005年版『書店経営指標』(B5判68頁、頒価1575円)を発行した。
これによると、売上高前年比は2・93%減と8年連続の前年割れ。
損益面では、売上総利益率は上昇したものの販売費及び一般管理費が増加。
営業利益率は前年比0・15ポイント増となったがマイナス0・11%で、8年連続の赤字となった。
〔全規模でマイナス/売上高前年比〕
調査店522店の売上高前年比は2・93%減と、マイナス成長は8年連続になった(表1)。
売場規模別に見ると、前回調査では51〜100坪店のみプラスとなったが、今回は全規模でマイナス。
20坪以下店は8・05%減と前回を1・79ポイント上回ったものの、依然として厳しい状況になっている。
立地別では、前回プラスだった駅ビル・駅前が1・70%減、住宅地が1・90%減でともにマイナスに転じたほか、商店街が7・29%減、SC内が3・91%減、郊外が1・47%減と軒並み前年割れした。
地域別では三大都市圏が3・50%減、地方が2・50%減。
業態別では専業3・84%減に対し複合1・31%減だった。
売上増加率別の店舗数構成比を見ると、増加率がプラスの店舗は36・0%で前年より5・4ポイント増加した。
増加率10%以上の店舗が占める比率が前回より1・8ポイント減少したのに対し、増加率がマイナス10%を下回る店舗の構成比は、4・7ポイント増加している。
〔粗利益率25%を回復/損益計算書〕
損益面では、売上総利益率(粗利益率)が25・65%となり、前年比2・47ポイント増加した(表2)。
25%台に回復したのは1999年以来5年ぶり。
売上規模別ではすべての区分で前年を上回った。
増加幅がもっとも大きいのは「5億円以上10億円未満」の5・43ポイント、最も小さいのは「1億円未満」で0・70ポイントだった。
販売費及び一般管理費は前年比2・32ポイント増の25・76%。
「人件費」0・15ポイント増、「販売費」0・30ポイント増、「設備管理費」1・04ポイント増などすべての項目で前年を上回った。
営業利益率はマイナス0・11%で、前年より0・15ポイント増加したが、8年連続の赤字となった。
経常利益率は0・51%で、前年より0・23ポイント増加した。
〔自己資本比率が上昇/貸借対照表〕
財務体質の健全性を示す自己資本比率は高いほうがよいとされる。
03年の11・29%に対し、04年は6・27ポイント増加して17・56%になった(表3)。
支払能力の目安となる流動比率は150〜200%が理想的だが、前年比3・24ポイント改善して132・04%。
設備投資等の固定資産をどれだけ自己資本で賄っているかをみる固定比率は、低いほうがよく100%以下が望ましい。
前年より173・59ポイント改善して225・63%となったが、依然として悪化傾向にある。
〔年間勤務日数は減少/勤務日数・労働時間〕
正規従業員の年間勤務日数は274日で、前年より4日減少した(表4)。
年間勤務日数を従業員規模別に見ると、「5人以下」と「100人以上」の格差は33日になった。
正規従業員の年間総労働時間は2364時間と前年より44時間増加したのに対し、パート・アルバイトは1035時間で89時間減少した。
業態別に見ると「専業」「複合」ともに正規従業員は増加、パート・アルバイトは減少している。
〔労働生産性は微減/生産性と分配率〕
従業員1人当たりの年間粗利益額を示す労働生産性は639万3千円で、前年を4万円下回った。
従業員1人1時間当たり粗利益額を示す人時生産性は、前年を469円上回って3325円と3千円台を回復した。
粗利益額に占める人件費の割合を見る労働分配率は47・0%と前年から4・4ポイント減少した。
〔前年より12万円減/坪当たり売上高〕
年間の売場1坪当たり店売売上高は218万3千円で、前年を12万2千円下回った。
立地別では「郊外」で25万1千円増加したほかは減少しており、特に「駅ビル・駅前」では44万8千円減少した。
業態別では「専業」が前年より26万5千円減少したのに対し、「複合」が24万7千円増加した。
※調査店の内訳
〈年商別〉 (%)
1億円未満 10・0
1億〜3億円未満15・0
3億〜5億円未満10・0
5億〜10臆円未満25・0
10億円以上 40・0
〈地域別〉
三大都市圏 229店舗
地方 293店舗
〈業態別〉
専業 338店舗
複合 184店舗
〈収益別〉 (%)
経常利益率3%以上
12・5
同1%〜3%未満20・0
同0%〜1%未満42・5
同0%未満 25・0
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