 |
神奈川県青少年課、日本フランチャイズ・チェーン協会(JFA)がグレーゾーンの成人雑誌にビニール包装、紐掛け等を要請している問題で、日本雑誌協会は小口上下2ヵ所を透明ブルーのテープで止める方法で自主規制することを決めた。
早ければ11月中旬発売の雑誌から新方式が実施される。
雑誌の小口上下2ヵ所にテープ幅3a、裏表奥行き2aを最低限確保することで剥がれにくくし、テープの色を透明ブルーとすることでグレーゾーン雑誌であることが遠くから見てもわかるようにした。
印刷業界との調整を経て10月17日に雑協、出版倫理懇話会、アウトサイダー出版社に通知し、各社シール止め作業をスタート。
早ければ11月中旬発売分から新方式で小口シール止めされた雑誌が店頭に並ぶ。
現行シール止め雑誌の発売日最終期限は12月31日。
1ヵ所止めで12円〜15円だったコストは2ヵ所で50、60%増える見込み。
価格への反映は各社の判断となる。
現在、小口止めされている雑誌は月間170誌・1800〜2000万部と推定されており、年間40億冊発行されていると言われる雑誌全体の約5%に相当する。
雑協などは神奈川県と意見交換を行い、「2ヵ所止め」が県青少年条例が求める「ビニール包装、紐掛け等」の「等」に当たることを確認。
県と合意し、JFAからも正式承認された。
また、都青少年条例規則に認める区分陳列として認めてほしいと都青少年課に要請している。
10月20日、東京・神田駿河台の雑協会議室で開かれた記者会見には雑協編集倫理委員会・戸田利吉郎副委員長、出版倫理懇話会・長嶋博文会長、日本出版取次協会・林正則事務局長が出席し、今回の自主規制と実施経緯について説明した。
戸田副委員長は「昨年7月1日から透明シールの小口1ヵ所止めを実施してきたが、店頭で剥がされたり、透明のためわかりにくいことから、PTAなどから問題視する声もあった。
そこで今回、神奈川県、JFAの要請もあり、関係諸団体で自主規制方法を検討した」と説明。
長嶋会長は「コスト負担を懸念しているが、青少年対策の自主規制として業界で意思統一した」、林事務局長は「流通面、作業工程、故紙化などの問題を考慮して2ヵ所止めで対応することにした」と話した。
|
|  |